2011/09/03

レビュー(3)

evala
port
発売日:2010-03-03

★★☆☆☆
2010年作。クリック&グリッチ~テクノイズ系。最近のAlva Noto、一時期の池田亮司、在りし日のPan sonicと近いサウンドを挙げればその辺り。正直この手のサウンドは新奇性以外にどう評価したらいいのか分からないのだけれども、こういったサウンドはとかくミニマルな方向に行きがちな中(Sndも池田亮司もクラークもミニマルになった)、リチャード・ディヴァインや初期クラーク(クリス・クラーク時代)を思わせる複雑な展開をするのが特徴か。多くのミュージシャンの名を挙げたけれども、evala氏も結構古参だったりして(さすがにゼロ年代だが…)多くの作品を発表し、世間的にも評価されているので、独自の地位を確立していると言えるでしょう。

近年はピアノ作品を解体再構築するなど、Alva Notoと同じくやはり単なるクリック&グリッチだけではない方向に進んでいるのは宜なるかな。個人的には、こういう人はプロセスを明確にするか、コラボレーションしてこそナンボだと思っているので。ホントは古めかしさに★1つにしようと思ったけど、今後の展開への期待を込めて★2つ。

Allhelluja
Scarlet
発売日:2005-05-24

★★☆☆☆
ジャケ買いwしたイタリアンストーナー。メタルコアチックなヴォーカルが特徴で、ストーナーとしては比較的メタリックに聞こえる。とは言え、ドラムスやギターの音色、フレーズは一般的なストーナーを覆すほどではない。モクモクモクモクした機能的サウンド。

LisM
GEEE
発売日:2010-03-10

★★★★☆
Go Hiyamaとしてミニマルテクノの方面で活動する人物のエレクトロニカ名義がLisM。先にレビューしたGradationと2010年同時に発売されたアルバム。ここではドラムスやアコースティックギター、ピアノ(生演奏か打ち込みかは不明)を用いたフォークトロニカ路線を取っている。どちらのアルバムもよくある和製エレクトロニカ路線なので、もう個人的な好みでしか語れないが、ドラムスが入ったことで腰の座ったサウンドになっていて、全体的にGradationよりずっと心地良いい。

あまりこの方面のエレクトロニカを聴き慣れない人でも、スッと入れそうな分かりやすいサウンドを奏でている。もう少し生楽器主体になると、Morrのようなインディートロニカ/インディーロックになってしまうのだが(フォークトロニカとジャンルとして何が違うのかと問われると困るけど)、あくまでもフワフワ、チラチラしたシンセサウンドが主体のところにバランスの良さも感じる良盤。

Plastikman
Minus
発売日:2011-09-05

★★★★★
事前のインフォメーションと違い、CD15枚+DVD1枚という大容量で発売された待望のBOX。Sheet One (Disc 1)、Recycled Plastik (Disc 2)、Musik (Disc 3)、Artifakts(BC) (Disc 4)、Consumed (Disc 5)、Closer (Disc 6)のリマスター+ボーナストラック、ジョン・ピール・セッションの音源を収録したSessions (Disc 7)、12インチの音源をまとめたNostalgik (Disc 8)、Plastikman名義の様々なリミックスワークを収録したRekonstruktions I及びII (Disc 9、10)、セッション及び初期音源を纏めたArkive Mix、Arkived (Disc 11、12)、Plastikmanの楽曲の様々なミュージシャンによるリミックスを収録した(このBOXのためのミックスあり)Replikants I、II (Disc 13、Disc 14)、完全未発表音源集と思われるExtakts (Disc 15)、及び資料や映像集のDVDの16枚組。

どのトラックも即戦力としてDJセットに組み込めそうな強力16枚組。超お薦め!

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