2011/09/26

レビュー(15)

MY DISCO
JUNK LAB RECORDS
発売日:2008-10-11

★★★★☆
Battlesが初期EPのまま進化したら…あるいはドンキャバとBattlesが融合したら…そんな(つまらない)妄想を抱かせてくれるオージーマスロックのファーストのベストテイク+セカンドのカップリング日本盤(ジャケットがファーストともセカンドとも違うので注意)。ファーストとセカンドは別々でもAmazonで買えます。セカンドはアルビニプロデュース。セカンド発表時はBoomkat辺りでも話題になりました。

まずはとにかくミニマル・ミニマル・ミニマル。ヴォーカルも少し入っているのですが、ヴォーカルまでミニマル。2~4小節ぐらいのフレーズをミニマルに繰り返し、ビルドドアップ・ビルドダウンで基本的に曲展開していく。そして時々変拍子を使いマスロック。#6のようにギターソロが入るところもあり、ここはミニマルではないんだけど、何処か特徴的で人を舐めたようなフレージングになっている。まさに死語だけど人力テクノ。でも四つ打ちじゃない、ロックでしかできないドラムパターン。ハードコアの要素も所々で感じ(特にヴォーカルが入るところに)、変拍子+ミニマル+ハードコアというマスロックのど真ん中をいく音楽性である。

とにかく独特の音楽性で彼らにしかやれないサウンドなので、百見は一聴に如かず、マスロック好きは聴いてみるべし。

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