★★★★☆
故・Jay Deeが2MCと共に結成していた伝説のデトロイトヒップホップユニットSlum Villageの幻のファースト。
この盤を聴くと、ヒップホップ初心者の自分にもJay Deeのトラックメイキングは一流だと感じる。遺作Dountsと同じように短いトラックに、2MCのラップが乗る、ラップと言うよりトラックが主体の作りで、2が様々な音楽ファンに訴求しヒットしたのも理解できる素晴らしい作り。
メロウでありながらありえないコード進行だったり、よく響く重低音のベースだったり、切れの良いスネアだったり、意外なサンプル使いだったり、良いヒップホップのトラックの特徴を備えている好盤。
故・Jay Deeが2MCと共に結成していた伝説のデトロイトヒップホップユニットSlum Villageの幻のファースト。
この盤を聴くと、ヒップホップ初心者の自分にもJay Deeのトラックメイキングは一流だと感じる。遺作Dountsと同じように短いトラックに、2MCのラップが乗る、ラップと言うよりトラックが主体の作りで、2が様々な音楽ファンに訴求しヒットしたのも理解できる素晴らしい作り。
メロウでありながらありえないコード進行だったり、よく響く重低音のベースだったり、切れの良いスネアだったり、意外なサンプル使いだったり、良いヒップホップのトラックの特徴を備えている好盤。
★★★★☆
覆面ミュージシャンたちによる煙いジャズバンド…でなく、すべてMadlibによる演奏(らしい)似非ジャズプロジェクトの一枚。
何と全曲スティービー・ワンダーのインストゥルメンタルカバー曲で、拙くスカスカな演奏ながら原曲のエモーショナルを解体して、新たな楽曲に構成している。ほんとにスカスカな演奏で、ドラムス、ベース、主旋律を弾くローズピアノ、キーボード類とハンドクラップ、僅かなサンプル、それだけでほぼ楽曲が構成されている。特にローズピアノの拙さはわざとやっているとしか思えなくて、原曲のいわゆる脱構築に大きく貢献している。解体され尽くしたスティービーのソウルの残骸に何が残るのか?
個人的にはイージーリスニングのように聞こえる。寝る前に聴くとか、何かをしている時のBGMとか、そういうものにしたいような雰囲気。Madlibが引き出したかったスティービーの本質はリラクゼーションミュージックとしての側面だったのか?それは聴き手の解釈に委ねられているであろう所が面白い一枚。
個人的にこういったメロディの綺麗な曲のインストものというのは好きで、日本のポップスのマキシに入っているカラオケバージョンをわざわざ聴いているような好事家なので、こういった試みは楽しい。原曲も聴いてみたくなる。
覆面ミュージシャンたちによる煙いジャズバンド…でなく、すべてMadlibによる演奏(らしい)似非ジャズプロジェクトの一枚。
何と全曲スティービー・ワンダーのインストゥルメンタルカバー曲で、拙くスカスカな演奏ながら原曲のエモーショナルを解体して、新たな楽曲に構成している。ほんとにスカスカな演奏で、ドラムス、ベース、主旋律を弾くローズピアノ、キーボード類とハンドクラップ、僅かなサンプル、それだけでほぼ楽曲が構成されている。特にローズピアノの拙さはわざとやっているとしか思えなくて、原曲のいわゆる脱構築に大きく貢献している。解体され尽くしたスティービーのソウルの残骸に何が残るのか?
個人的にはイージーリスニングのように聞こえる。寝る前に聴くとか、何かをしている時のBGMとか、そういうものにしたいような雰囲気。Madlibが引き出したかったスティービーの本質はリラクゼーションミュージックとしての側面だったのか?それは聴き手の解釈に委ねられているであろう所が面白い一枚。
個人的にこういったメロディの綺麗な曲のインストものというのは好きで、日本のポップスのマキシに入っているカラオケバージョンをわざわざ聴いているような好事家なので、こういった試みは楽しい。原曲も聴いてみたくなる。
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