★★☆☆☆
Kompaktらしい綺麗めテックハウスが骨格だが、ニューゲイザー的展開があったり、若干オブスキュアなパーカッション使いがあったりと、只のハウスではない。#1#7ではキックも四つ打ちでなく8ビートを刻んでいたり、#5ではギターの音が全面にフィーチャーされていたりして、もうこれはニューゲイザーに分類してしまったほうがいいかもしれないほどロックしている。その一方でKompaktらしいハウスもやっていたり、キックレスの曲があったりして、方向性が曖昧になりそうだが、統一された個性と言うか雰囲気があるので、それほど散漫な印象は受けない。
ただ、楽曲としての魅力が今ひとつな気もしたので、★2個の評価にした。ただしKompaktもニューゲイザーをやるというインパクトは感じる。
Kompaktらしい綺麗めテックハウスが骨格だが、ニューゲイザー的展開があったり、若干オブスキュアなパーカッション使いがあったりと、只のハウスではない。#1#7ではキックも四つ打ちでなく8ビートを刻んでいたり、#5ではギターの音が全面にフィーチャーされていたりして、もうこれはニューゲイザーに分類してしまったほうがいいかもしれないほどロックしている。その一方でKompaktらしいハウスもやっていたり、キックレスの曲があったりして、方向性が曖昧になりそうだが、統一された個性と言うか雰囲気があるので、それほど散漫な印象は受けない。
ただ、楽曲としての魅力が今ひとつな気もしたので、★2個の評価にした。ただしKompaktもニューゲイザーをやるというインパクトは感じる。
★★☆☆☆
Goldmund、そして本名名義でも活動しているKeith Kenniffによるエレクトロニカプロジェクト。これが5thアルバムかな?何の縁かファーストから付き合っているミュージシャンだけど、さすがに絶賛されていたセカンド辺りと違って、評価が落ち着いてきたように思う。
ブレイクビーツ/ブロークンビーツの上にやわらかなシンセのフレーズが乗るのが基本的パターン。漂うシンセによって、ジャケットのような世界、柔らかい光に包まれた動かない夕景のような世界が延々と続く。BOCよりニューエイジ寄りだが、ドラムは比較的覚醒的でいいアクセントになっている。ビートレスの曲もあり。
さすがにこの手のサウンドは飽きてきたかな。でも一定のファンを獲得していて、定着したジャンルといえるかもしれない。
Goldmund、そして本名名義でも活動しているKeith Kenniffによるエレクトロニカプロジェクト。これが5thアルバムかな?何の縁かファーストから付き合っているミュージシャンだけど、さすがに絶賛されていたセカンド辺りと違って、評価が落ち着いてきたように思う。
ブレイクビーツ/ブロークンビーツの上にやわらかなシンセのフレーズが乗るのが基本的パターン。漂うシンセによって、ジャケットのような世界、柔らかい光に包まれた動かない夕景のような世界が延々と続く。BOCよりニューエイジ寄りだが、ドラムは比較的覚醒的でいいアクセントになっている。ビートレスの曲もあり。
さすがにこの手のサウンドは飽きてきたかな。でも一定のファンを獲得していて、定着したジャンルといえるかもしれない。
★★★★☆
VHFの看板ミュージシャン、Flying Saucer Attackの記念すべきファースト。もしもジーザス&メリーチェインがファーストの方向性のまま、ノイズギターで突き進んだら…そんな妄想を掻き立てられる音楽性。J&MCはマスコミのハイプだったと後に野田努氏だったか?明かしていたけれど(ノイズギターに反応して客が暴れ出したとNMEが書き立てたが、実際には酔っ払いが少し騒いだだけだとか)やっぱりある種の世代にはショッキングな存在だった。このFSAのファーストは、先に述べたようにJ&MCのファーストのような方向性のサウンドである。時折挟まれる呪術的なドラムスにサイケデリックなセカンドの源流を感じる。
そしてそのセカンドは、ノイズまみれのフォークが新たなサイケデリアを切り開いたとして高い評価を受けた。その源流としても非常に重要なアルバムといえる。J&MCのファーストと同様、FSAのセカンドの轟音サイケサウンドも当時は衝撃的に受け止められていた。
轟音ギターと呪術性がサイケデリアの中で出会う、例えば初期のクラウトロック(アシュ・ラ・テンペル、アモン・デュール)の中でも見られた現象。そしてイギリスのホークウィンドなどを介して、日本にもアシッド・マザーズ・テンプルという轟音サイケサウンドが伝達された。一方ではオルタナ/メタルサウンドの一部がドラッグとの親和性を求めて、ディストーションギターの反復によって呪術性を引き出し、ストーナーと呼ばれるサウンドを作り上げている。そうしたサウンドのオルタナ的展開として、このFSAも重要な地点に立つと言える。
VHFの看板ミュージシャン、Flying Saucer Attackの記念すべきファースト。もしもジーザス&メリーチェインがファーストの方向性のまま、ノイズギターで突き進んだら…そんな妄想を掻き立てられる音楽性。J&MCはマスコミのハイプだったと後に野田努氏だったか?明かしていたけれど(ノイズギターに反応して客が暴れ出したとNMEが書き立てたが、実際には酔っ払いが少し騒いだだけだとか)やっぱりある種の世代にはショッキングな存在だった。このFSAのファーストは、先に述べたようにJ&MCのファーストのような方向性のサウンドである。時折挟まれる呪術的なドラムスにサイケデリックなセカンドの源流を感じる。
そしてそのセカンドは、ノイズまみれのフォークが新たなサイケデリアを切り開いたとして高い評価を受けた。その源流としても非常に重要なアルバムといえる。J&MCのファーストと同様、FSAのセカンドの轟音サイケサウンドも当時は衝撃的に受け止められていた。
轟音ギターと呪術性がサイケデリアの中で出会う、例えば初期のクラウトロック(アシュ・ラ・テンペル、アモン・デュール)の中でも見られた現象。そしてイギリスのホークウィンドなどを介して、日本にもアシッド・マザーズ・テンプルという轟音サイケサウンドが伝達された。一方ではオルタナ/メタルサウンドの一部がドラッグとの親和性を求めて、ディストーションギターの反復によって呪術性を引き出し、ストーナーと呼ばれるサウンドを作り上げている。そうしたサウンドのオルタナ的展開として、このFSAも重要な地点に立つと言える。
0 件のコメント:
コメントを投稿