2012/10/24

iTunesでファイルのApple Lossless化

別に大したことではないんですが。HDDの大容量化で(タイの洪水で水を差されましたが)遂に我が家でも3TBのHDDを2台導入、手動ミラーリングでバックアップもちゃんと取れるということで、まあだいぶ前から新たにインポートするファイルはアップルロスレス化してるんですが、売り払うCDなんかをCD-Rに焼く代わりに(一応名目上は)ロスがないとされているロスレス化+バックアップを取ることにしました。

CD-Rを焼くのはホントいろいろ手間が掛かるし、管理もめんどくさいし、金銭もCD-Rやウォレット代でかかるし、正直時間が経つとエラー出まくったりしがちなので、ロスレス化はバックアップさえ取れてれば悪くないんじゃないかと。

で、すでにCD-Rになってる奴もロスレスで再び取り込んでみたり。ちょっと全部ロスレスにしたら容量をどれくらい食うかわかりませんけど、だいたいうちで平均的なエンコード方式のAAC256kbpsからロスレスにすると、100MBぐらい増えます。意外に少ないと感じたんですけど、どうでしょうか?CD/CD-Rは一枚で最大640/700MBですが、ロスレスは1/3ぐらいになりますかね。200MB前後です。ロスレスはいじれるパラメーターが無いので、誰がやってもこれぐらいになるかと。

新しいCDをインポートするときは、勿論何も考える必要はないのですが、再インポートするときはちょっとだけテクニックが要ります(大したことじゃありません)。と言うのも、例えば取り込む時にGracenoteのCDDBのデータを弄ったり、或いはGracenote自体の登録内容がよく変更されているんですね。まあ、以前にジャンルが一新された時もありましたけど、実はジャンルの変更だけだったら別に何も考えなくていいんですが、曲名やアーティスト名、アルバム名が微妙に変わっていたりするんです。

これだと問題なんですね。曲が重複したり、以前のデータベース(再生回数とか、取り込み日とか)が上手く引き継げなかったり。まあ一曲重複するぐらいなら、手動で古いファイルを削除するとiTunesの方が曲ファイルを見失い、プロパティを開くと曲ファイルを聞いてくるので、新しい方のファイルを指定すればいいんですが。アルバムタイトルやアーティスト名が変わってたりすると、一曲一曲ファイルを指定してやらなくてはいけないので、かなり手間です。

で、それを防ぐために以下の手順を踏みます。

CD/CD-Rをドライブに挿入
→自動的にGracenoteのデータが読み込まれ、CD/CD-Rのトラックリストが表示される
→1曲選択し、Ctrlを押しながら名前の右の(▼)をクリック
→「iTunesライブラリで表示」メニューから(一般的には)アルバム名(3番目)を選択
→「ミュージック」ライブラリ内の当該アルバムのみが表示されるので全選択
→メニューの詳細から「トラック名を取得」をクリック
→既存のライブラリが最新のGracenoteの情報に更新される
→CD/CD-Rの表示に切り替え、一応インポート設定を確認、「CDをインポート」をクリック
→警告が表示されるので、「既存のものと置き換え」を選ぶ(これでないとファイルが上書きされません)
→インポートが開始される
→インポートが終了したら「ミュージック」ライブラリの曲のプロパティで、ロスレスになっていることを確認

これでOKです。

ただ、多少ながら問題が。Gracenoteのデータそのままが嫌だって人もいると思います。そういう人は、最初にCDを取り込む時にトラックリストを変更して、インポートしてるのではないでしょうか。この時に、自分のオリジナルデータをGracenoteに送信しておくと、iTunesに記録されますので、再び同じCDをドライブにセットした時、基本的には同じデータが表示されるはずです。ただし上手くいかないこともしばしば…この時はCD/CD-Rをドライブにセットするたび、いちいち手で修正せねばなりません。

あと、Gracenoteが複数のCDデータを提示してきた時。アルバムやアーティスト名が一緒なら、本当は基本的に提示された中で一番下のデータを選ぶことが望ましいんですけど(大抵一番下が新しく送信されたデータなので)、上の方法だと既存のデータには、一番上の古いデータしか反映できないみたいです。この辺は研究中…。

あとはGracenoteの情報でアルバム名やアーティスト名、曲名が変わっていた時ですね。自分はBunBackupをバックアップに使っているんですが、新しいデータをそのまま反映させるなら、バックアップを取る時ファイルが重複してしまう。この時は古いファイルをバックアップを取る側から削除する必要があります。あとあれですね、古いファイルがAAC(拡張子.m4a)じゃない時も重複してしまいます。これも同じくバックアップ側のファイルを削除します。

他には上の手段でインポートする時に警告が表示されない(下から3つ目の手順の所で)。この時はインポートを速やかに止め(進行を表示しているゲージの右の(×)をクリック)、曲情報の「ディスク番号」をチェック。これが違っていると、iTunesが取り込むファイル名が違ってくるケースがあるんですね。これを自分の好きな方式にCDと「ミュージック」ライブラリで統一してやります。これじゃなかったらコンピレーション辺りの設定をチェック。

あと、CD-Rを取り込むときは当然エラー訂正をつけたほうがいいかと。まあ、iTunesのエラー訂正はそんなに強力じゃない代わりに時間を食う場合もありますが、気休めに。本当はちゃんとファイルを聞いて、音飛びとかないかチェックしたほうがいいですけどね。そういうのがあったらEACなんかで代わりに取り込んで、それをロスレス化する手段を取るといいかと。GracenoteのデータはPlayerと連動させことでファイルに反映できますが、wavにするときは基本的にヘッダ情報にそういうデータが埋め込めないので、CD-RWなんかに焼いて、iTunesで取り込み直すということをしてもいいかと。

トラブル事例はこんなぐらいですかね…まあ、わりとGracenoteはデータが変わっていたり自分の思うような形式になっていなかったりで、このとき手間を要しますね。他のCDDBよりははるかにマシだと思いますが。

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